ご挨拶
「学校へ行けない」「職に就けない」「職場へ行けない」という患者様の不安を取り除き、一人でも多くの方々に復学・復職していただければと考えておりました。
このたび、ご縁がありまして武蔵小山駅近く武蔵小山シティタワー内に診療所を開院することになりました。
精神科の治療とは、危機的状況により精神症状を呈する患者様に対して精神科医が介入し、対人関係を改善して社会適応を図るよう指示や助言を行うものです。
治療はその都度計画性を持ったものでなくてはなりませんし、また継続的に行わなければなりません。
現代社会は加速度的に複雑化し、その情報量も膨大化しています。
それによって受けるストレスもまた複雑化・膨大化して人を覆い、翻弄します。
受験・進学、就職・転職・失業、結婚・出産・離婚など人生の節目でのストレス。
身近な人との別れ・死別、事業の失敗や破産により家や財産を失うなどの喪失体験によるストレス。
親友・学校・職場でのいじめ・パワハラ・セクハラ、家庭での虐待・DV、脅迫や恐喝・レイプや殺人などの犯罪による日常的といってもよいストレス。
テロや国際紛争が遠く離れた日本に影響を与えることもあります。
そして近年の大規模な自然災害・パンデミック・事故。
人は危機的状況の度に学び、成長して身を守り、生き延びようとしますが、あまりにも強烈なストレスに対しては対処しきれず、様々な精神症状を呈して対人関係の維持・社会適応が困難となってしまいます。
これに対して、精神科医は精神療法と薬物療法により介入します。 どちらに偏りすぎても、上手くいきません。精神療法と薬物療法は車の両輪です。
当院ではバランスのとれた療法により、その都度一定の見通しを持って継続的に治療に当たり、対人関係の改善と社会適応能力の向上を図ります。
お困りのこと、お悩みのことがございましたら、遠慮なくご相談くださいませ。
むさこメンタルクリニック 外山 馨 精神保健指定医